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産まれてくる命と亡くなる命

土曜日の早朝、義父が66歳という若さで亡くなった。

色々書きたいことはあるけれど、直前まで私たちに病名さえ言おうとしなかった義父、あれこれ書かれるのは嫌かもしれないので詳細は書かないでおく。

この一ヶ月、ものすごい速さで衰弱していく義父のこと、毎晩仕事終わりに病院に通うふぁーふぁのことが心配で仕方がなかった。

一方で自分のお腹の中には毎日元気に動く赤ちゃんがいて、今か今かと産まれるのを楽しみに待っているのに、なんだか複雑な気持ちになって、丸一日ふぁーふぁがいなくて一人で過ごした週末にちょっと情緒不安定になってしまった。

そんな私を気にして明るく振る舞うふぁーふぁ。
わざわざ私の好きなお菓子買って来てくれたのに、嬉しい顔もしないで受け取り、ふぁーふぁを悲しませてしまった。
この時のふぁーふぁの顔、一生忘れられない気がする。。。
一番辛い思いをしているふぁーふぁに冷たく当たってしまった自分が嫌になった。

その時は知らんかったけど、この日義父の調子が一気に悪くなったことを知る。
二人でいっぱい泣いた。

それから一週間、義姉二人がブルターニュから会いにやってくるはずだった朝に義父は息を引き取った。

これからふぁーふぁはいろんな手続きをしなだめで大変みたい。
べべが産まれたらさらに大変やけど、もう身近に頼れる人はいないから二人で頑張るしかない。

ここ数週間お腹の中のべべには悲しみを感じさせてしまったかな。
いろんな事を考えてしまうけど、出産は明るい気持ちで迎えたい。

義父のお家のサクランボの木。
あと一ヶ月ちょっとしたらまた満開になるかな~。

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