今日はいろんな感情に浸った一日。
時系列順に書いてみる。
朝のプラスアルファで取ってる授業。
もともと少人数のクラスなんやけど今日は私を入れて二人。
シリア人の男性と私。
そんなわけで今日は普段より自由な感じで色んな話題について。
その中でシリアの現状の話になり、シリア人の彼が心境を片言のフランス語で話しはじめた。
「いつ終わるか分からない内戦に心が疲れた。昔のように戻る気がしなくて悲しい。」と。
彼は私が知ってる唯一のシリア人で、フランスに来るまでシリア人に出会ったこともなかった。
日本でシリアの現状をニュースで観ても、一般市民が可哀想とか怖いというありきたりな感情しか持ってなかった。
日本にいた時、世界で起こってることに関する感情っていつもこんな感じ。
ただ今日シリア人のクラスメートの言葉を聞いて、とても悲しい気持ちになったし、もっと情勢について知りたいと思うようになった。
日本から遠い地に身を置くことで、身近に感じる世界がある。。。
その授業の後は先生の都合で休講に。
音声学の授業まで時間が空くから、観たかった映画を観に行くことに。
というのも今日まで春のキャンペーンで、ほとんどの映画館で映画が4ユーロで観れるというのを聞いたから^^
観たかった映画とは「Les Délices de Tokyo(邦題:あん)」。
そう、邦画です!
いや〜ね、レビューが良いのは知ってたんやけど、ほんまに良かった!
そんでもって号泣。笑
周りのフランス人も結構泣いてたからきっとフランス人の心にも響く映画なんやと思う。
悲しいというよりも心から温かいものがこみ上げてくる感じ。
なんと言っても樹木希林の演技がすばらしい。
前にガンの治療してると言ってたけど、その後どうなったんかな…?
ぜひとも長生きしていただきたい。
映画を見終わった後はしばらく心がポカポカしてた。
ぜひふぁーふぁにも観てもらいたい。
その後学校に戻って音声学の授業。
帰りの電車待ってる間に、駅のwifiでLINEを確認。
母がベルギー怖いねって書いてて、パリのテロの犯人が捕まった話かと思いきやブリュッセルでテロがあったとのこと。
早速ニュースで調べると出てきた。
第一にブリュッセルにいる友達の安否が心配になる。
第二にパリでもまたテロが起こってもおかしくないということを再認識。
こっちに来てすぐは何もかもが怖くて警戒してたけど、毎日学校に通ううちに慣れて、平和に過ぎてゆく日々に恐怖感もなくなってた。
パリも全然油断できる状況ではない。
だからと言って何か出来るわけでないけれど、できるだけ危機意識を持って過ごしておかないとなと思うのです。
あぁ、平和な世の中になってほしい…。
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