麦茶

フランスに来てから普段の飲み物と言えばミネラルウォーター。
ふぁーふぁがコーヒー嫌いなので、コーヒーも飲まなくなったし、ほっと一息という時も大体紅茶かハーブティーで、お茶を全然飲まなくなった。

それでも一時帰国の時にはそば茶、ほうじ茶、麦茶などを買い込んでゆく。

気がついたらいつの間にか賞味期限が切れてるなんて事も。
暑い日に久しぶりに戸棚から麦茶を出してきて、水出しで冷冷して飲んだら、「あ、人の家のお茶の味がする。」と思ったのと同時に昔のことを思い出した。

小学生の頃、夏に友達の家に遊びに行って飲ませてもらうお茶の味は家によってそれぞれで、私はその違いが好きやった。

お茶っぱとか薄さの違いだけなんやろうけど、それぞれの家の匂いがお茶に混ざってるように感じてた。

我が家のお茶と言えば、いつも煮出しで濃い目だったな～。

小学生の頃ってみんな水筒にお茶入れて持って行ってた。
休み時間はいかにハッスルするかって感じで走りまわってた私はいつも飲むペース配分に失敗して、下校前にはとっくにお茶がなくなって喉からからになってたな。

夏の放課後、まだお茶いっぱい持ってる子の羨ましさと言ったらなんの。
特に氷もまだいっぱい残ってて、氷を口に頬張ってる子！

魔法瓶の水筒は重たいからって、ペットボトルを凍らせて持ってってたな～。
学校着いて喉渇いてても全然溶けてなくて、めっちゃちょびちょびしか飲めへんのよね。

あとペットボトルがんがん振って泡立てて、ビール！とか言いながら飲んだり。

久しぶりに冷たい麦茶を飲んだら、なんかすごいしょうもない小学生のお茶エピソードを思い出して、ほっこりしたのです。

ただそれだけ。