ようやくこのタイトルで投稿できる日がやってきた。
エイプリルフール、今年はイースターの日、竹内結子様の誕生日←、4月1日に予定日9日超過で無事に産まれてきてくれた我が家のべべさん。
いつか日本で学校に行くことがあるか分からんけど、あれば最後の早生まれ、学年一のちびっ子くんです。
前日の3月31日が満月で、陣痛が来るのをかなり期待して眠りについたんやけど、何もなく翌朝を迎える。
もともとの予定日が合ってる気がしない(生理周期が長いから)と思いつつも、予定日が超過して毎朝起きるたびに「あぁ、また来なかった…。」と残念な気持ちになる日々。
さらに臨月でも死産することがあると知って、不安な日々。
自分自身が誘発で産まれてきたし、元気に産まれて来てくれるからなら別に誘発剤使ってもいいや~と思いながらも、自然に産まれてきて欲しい気持ちも大きかった。
陣痛促進のための日々の散歩、スクワット、踏台昇降、雑巾掛けなど頑張ってきた努力を無駄にしたくもなかった…。(←結局これらは安産、母子の健康に良いことやけど、産まれて来るタイミングを変えられるものではないと学んだ)
あと自然に来るのを待ちたかったのは三人とも誘発剤を使って産んだ母が、「ほんとはもう少し待ちたかった。」と言っていたからかな。
4月1日の時点で誘発分娩になるリミットまではあと3日。
この日は朝から検診で、相変わらず陣痛来る気配はないしもうリミットまで待たずに誘発してもらうことを決心。
この日初めて子宮口のチェックをしてもらうと指2本分開いてるとのこと。
この時チェックしてくれた助産師さん、その時わたし達には言わなかったけどもうすぐ来そうと思っていたそうな!
当日は空きスペースがないとのことで、翌日の2日に誘発分娩の予約を取り帰宅。
帰宅後ふぁーふぁと日曜日恒例のワンピースを観て、私は昼寝。
14時頃、トイレに行きたいと思って起き上がるとパンツにパシャ!
臨月に入ってくしゃみなんかで尿もれするとこはあったけど、それとは明らかに違う。
一歩踏み出すとさらにパシャ!
そして止めようとしても止まらない。
よく聞く風船が割れるような音は聞こえんかったけど、これは破水だ!
「ふぁーふぁー!羊水が出てきたー!」とまだ半分寝ぼけながらヘルプを求める。
とりあえずトイレに座るとさらにパシャ。
目も覚めてきて冷静に思ったことは、「羊水、くっさーーー」だった。笑
ふぁーふぁに病院に電話してもらうと、とりあえずシャワーでも浴びて1時間以内に来てくださいとのこと。
破水したら細菌が入りやすくなるからシャワーはダメと日本とサイトで見たことがあって、いいのか?と疑問に思いながらも気持ち悪かったから軽く体を流す。
そして朝行って帰ってきたばかりの病院へ向かう。
きっとまた破水するだろうし何を着て行ったらいいのか迷いつつ、ズボンやと濡れた時に脱ぐのめんどくさそうやからワンピースにタイツで行くことに。
病院に着くまで約20分。
ちょうど着くあたりくらいに、ちょっと生理痛並みに痛いかも?と痛みを感じ始める。
「また明日。」と言った助産師さんと「こんにちは。」で再会。
早速モニターを付けて、陣痛の間隔とべべさんの心拍確認。
妊娠後期の麻酔医との面談後に行った血液検査の結果、血小板の数値が低いと言われた。
そのために無痛分娩の麻酔をするためには直前に再度検査することになってた。
結果が出るまで約1時間、麻酔するまで待機。
あっという間に陣痛がどんどん強くなる。
破水から1時間後の15時頃、陣痛のたびにやって来る痛みが中々の強さに。
バランスボールに跨って耐える。
15時半、3分間隔で陣痛。
この辺りまでは日本の家族に実況中継できるほど。
陣痛が来てない間は普通にふぁーふぁとおしゃべり。
母親学級で学んだラマーズ法を実践。
でも痛いものは痛い…( ˆᴘˆ )
ここら辺で子宮口5cmほどやったかな。
16時頃、陣痛のたびに「痛い」を連呼するようになる。
そして更なる破水でバランスボールびちゃびちゃで気持ち悪いから床でヤンキー座りやうずくまり体勢になる。
するとトイレ(大)に行きたくなる。
必死こいてトイレまで行ったものの出てこない…。
この詰まってる感覚は便ではなくべべさんの頭だったらしい。
これまた必死こいて部屋に戻る。
血液検査の結果が出て、麻酔オーケーとのこと。
これで麻酔だめですってなってたら、絶望してただろうな…。
ただ前の人の処置が終わってないから、17時頃まで待ってとのこと。
この頃の痛みはすでに私にとっては10中9で「あーーー、イーターイーーー、もうムリーーー、きぃぃぃー」と唸ってたんやけど、あまりにも俊敏に「今何時!?」と聞いたから、ふぁーふぁも助産師さんも笑ってたのを覚えてる。
この時16時45分。
さらに強くなる痛みをラマーズ法で和らげようとするものの、全く効果を感じられず。
ようやく時間になって車椅子にのり、分娩室へ。
ここではふぁーふぁは退室しなだめで一人きり。麻酔医二人がかなりのんびり準備してて、「イタイ」の声をボリュームアップしてみるものの効果なし。チーン。
骨髄麻酔する前に腕に点滴刺されるのやけど、その針の痛いこと!陣痛感じながらでも痛かった。
しかも最初右刺され、だめやったのか再度左にブスっ‼︎
骨髄への麻酔はその前に部分麻酔をしてるから、特に痛みは感じず。
が、そんなすぐに効くわけではなく、クレイジーな痛みに「いた~いよー~ー!」と半泣きで叫ぶ。
麻酔医のうち一人が(二人とも男性だった)英語で “What’s wrong~?? ”って何をそんなに痛がってんのみたいな口調で言ってきて “It’s pain!!”と答えるとあっそうって感じで無視された。
もーね、痛い真っ最中やけどかなりイラッとした。夫への産後の恨みは一生ものとか言うけど、私はこの麻酔医に対して恨みをもったよね。
で肝心の麻酔、中々効かない…。
ネットでは背中に冷やっとしたもの感じると読んだけど、そんな感じナッシング。
痛かったら追加できるようにボタン渡されるけど、一回押したら次押せるまで制御されてて全然追加できず。制御されてるのわかりつつも、無駄に何回も押したよね。笑
あれ~思ってたのと違うよ~。泣
多分この時18時くらいで子宮口は8cmほどの開き。
このままでは私の体力がなくなってくとのことで、強い麻酔を入れてもらう。
これでやーーーっと痛みから解放された\(´ω` )/!
もうその後は楽ちんすぎてびっくり。
血小板の数値さえ低くなければ、もっと早くにこの楽ちんさを味わえたのにな~。
のんびりモニター見ながら、ふぁーふぁと話しながら待機。
するといきなりべべの心拍が下がってきて、アラームが鳴り出す。
お産チームなのかいきなり5人ほど入ってきて、みんな帽子をかぶったり手袋をしたりと一気に慌ただしくなる。
が、準備完了というところでべべの心拍元どおりに。陣痛にちょっと疲れたのかなとだけ言われ、みんなゾロゾロと出て行く。
が、3分後に全く同じ状況になり、子宮口も全開とのことでお産ポジションへ。
またゾロゾロと5人ほど人が入ってきたのだけど、メインの助産師さん以外のメンバーが総代わりしててびっくり!笑
隣で同じ時間に出産してる人がいて、さっきのチームはそちらへ行った模様。
毎月言ってた助産師さんのところで、息を止めていきむのは会陰も裂けやすいから良くない。できたら息を吐きながらのお産をして欲しいと言われてて、しっかり練習もしたのだけど、ここの助産師さんには息を止めていきめと言われ従うしかなかった。
これが直接の原因なのかはわからんけど、後々のトラブルの辛さをこの時は知る由もなく、、、泣
「吸って~、息止めて~、はいプッシューーー!」の掛け声に合わせて、なんとなく力いっぱいいきむ。
なんとなくってのは麻酔で下半身の感覚がほぼないから。
なんとなくやったけど、すごい上手と褒めてもらった。
5回ほどいきんで、最後はべべの出ようとしてる方向が良くなかったらしく、ちょっと吸引されたけど出てきた!
19時3分。
一瞬胸の上にどんっと置かれたけど、泣かない&動かない。
そしてすぐに別室に連れてかれる。ふぁーふぁも退室。
え?何々?と一人かなり不安になる。
3分後くらいにべべとその後ろでサムズアップしてるふぁーふぁが帰ってきた。
何も問題ないとのことで一安心。
べべが泣く→胸の上に置かれる→私も泣くってシナリオを描いてたけど、産まれた瞬間はただただ呆然。
麻酔やと出てくる感覚が分からんくて、え、もう出たの?って感じやった。
そういえば分娩の前におしっこ出しとくねと言われて、何の感覚もないまま「シャーーー」っと出てる音だけしてたの、面白かったな。
その後胎盤を出したり、裂けたのか切られたのか知らんけど切れた会陰を縫ったり(内側数針、外側5針とのこと)、処置は続く。
胸に置かれたべべに乳首を吸わせながら待機。
それから二時間分娩室で安静に。
ふぁーふぁとのんびり話しながら過ごすも、喉がカラカラで辛かった。
二時間経ってさらに一時間半ほど迎えが来るのを待って、病室へ運ばれる。
さらに30分ほど待ってやっと水をもらいゴックゴック飲んだ。そして23時半に無心でご飯を食べる。
食べ終えるまで待っててくれたふぁーふぁが帰宅。
この晩は助産師さんにべべを預かってもらい、授乳の時だけ運んできてもらうことに。
長い長~い一日がやっと終わった。
予定日を過ぎに過ぎのんびり屋さんかと思いきや、破水から5時間とまあまあな速さで産まれて来たべべさん、きっとふぁーふぁにそっくりでマイペース屋なんだな。
お腹の中で問題なくすくすく育ってくれ、元気に産まれて来てくれてほんとにありがとうの気持ちでいっぱい。
そして遠く日本から応援、安産を願っていてくれた家族と友達に感謝感謝です。
母としてはこれからが本番。愛おしくて仕方がないべべのため、一生懸命がんばりまーす!
和よりなお顔で出てきたべべ、上から写すとちょっと洋風なお顔です。